『社会起業家という仕事―チェンジメーカーII』

今日は紀伊国屋サザンタワーでの渡邉奈々さんの『社会起業家という仕事―チェンジメーカーII』刊行記念講演会に行ってきました。司会は藤沢久美さんで田坂広志氏もゲストで登壇されていました。

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社会起業家という仕事 チェンジメーカー2

社会起業家という仕事 チェンジメーカー2

社会起業家」とは?
「社会改革」と「企業利益」を満たす事業家とのことです。2000年にハーバード大でこのコンセプトが生まれたでそうです。
今や、NPONGOもビジネスを考える時代、企業もCSRを意識した社会貢献をする時代という2つの大きな潮流があるそうです。まさに、この中間というべきものが「社会起業家」(ソーシャル・アントレプレナー)らしいです。

渡邉奈々さんは、元々NYを拠点とする写真家ですが、バブル崩壊後の東京の暗い表情が気にかかり、社会をより良く変える生き方を選ぶ人たちを日本に紹介しようとしたことがきっかけになって、すでに120人以上の社会起業家の生き方を写真とインタビューで取材したとのことです。

マラリアで亡くなる人を救うために、殺虫剤を含んだ蚊帳やシートを販売する社長」「コソボのような小国のための外交戦略家となった元エリート英国外交官」「赤ん坊の共感力を小学生に学ばせることで不良行為をなくさせる教育者」など、この本では合計20人が紹介されています。

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える

前著でも合計17人が紹介されています。

社会起業家フォーラム代表でもある田坂広志氏は言うのです。「日本は、60年間も戦争がない、所得もある、技術もトップクラス、健康で長寿、そして教育もある。こんなに恵まれている国民はいないんだ!、恵まれている人には、その境遇にない人たちを助ける義務があるのでは・・・」と、また、「自分だけが儲けてもハッピーになってもつまらない。誰かを、幸福にするという、新しくて楽しい働き方があるのでは・・・」と・・・。

自分もやばくなってきました。社会貢献と社会変革の仕事を残す「社会起業家」という生き方や働き方は、結構、自分の理念に近そうです。大共感です。田坂広志氏の名刺とサインも頂きました。自分の名前もよい名前だとほめてもらいました。やばい、取り込まれそうだ・・・。

今日の自分は、『が〜まるちょば』のファンである自分とはまるで別人のようです。