『雨がふってもよろこぼう！』 - 「ROCKY」の自己改革小作戦

『だから、部下がついてこない！』『あたりまえだけどなかなかできない上司のルール』で「上司学」部門のベストセラー作家となった嶋津良智さんの新刊です。

前作の2冊は「管理職やリーダーなどのビジネスマン」向けでしたが、本書は「人生を良く生きたいと願う全ての人」向けに書かれています。

本書のタイトル名「雨がふってもよろこぼう！」は素晴らしい言葉です。
出来事はひとつですが、「心」や「感情」を左右するのは自分自身の受け取り方次第ということです。

例えば、営業マンであれば、雨がふっていると、雨にぬれるので「マイナス」と思うか、逆に競合が少なくなるので「プラス」と思うか、考え方ひとつでどうにでもなるのです。

この一言だけでも私は十分に本代の元が取れたと思いました。
今朝も仕事中に「雨がふってもよろこぼう！」と心の中でつぶやいただけでつらい仕事も前向きに対処できました。

嶋津さんは何があっても「怒らない」「落ち込まない」とも決めているそうです。
事態は決して良い方向に進まないばかりか、時間の無駄に過ぎないと言い切ります。

本書では、そう覚悟するために必要な、「心」や「感情」をコントロールする「25の習慣」と「11の特効薬」を紹介しています。
・理想主義や完璧主義はやめる
・常に最悪の事態を考えておく
・神様が自分を試しているに違いない
・怒りが収まらないときは寝る　などです。

言い古された言葉も多々ありますが、読んでいるだけで心がラクになります。

嶋津さんにご興味を持たれた方は、メルマガを購読（無料）したり、セミナーを受講するとよいかもしれません。
http://leaders.ac/

嬉しいことに、小冊子『独立・起業から会社を上場するまでに私が学んだこと』(80P)を無料で送付してくれます。ただし、その際は、まとめて数冊分依頼して、周りの仲間に配布して欲しいとのことでした。
http://www.leaders.ac/archives/10100/10110/