『脳を活かす勉強法』

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

NHK番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』で司会を務める茂木健一郎さんの新刊です。

茂木さんご自身は、小学校から高校まで、本人いわく取り立てて秀才ではなかったのに、それぞれの学校で学年一位になることができたとのことです。その過程において茂木少年に何が起こっていたのか？ 偶然にも「脳を活かす勉強法」と言うものを自然と体得したのです。

人間の脳は、通常よりも少し困難な問題を成し遂げると「喜び」を感じるそうです。すると「ドーパミン」という物質が放出されて快感になり、この行動を自然と繰り返したくなり、このサイクルがますます強化されて、熟練されていくという過程が科学的に分かったとのことです。

「脳を活かす勉強法」とは、脳の特性を知り、自分の脳と上手に付き合うことで学習そのものを楽しめるようになる「学びの習慣」のことで、「いかにして自分の脳を喜ばせる」かがポイントとのことです。

本書では、茂木さんがご自身の体験を踏まえ、脳のメカニズムが解き明かしながら、37個の勉強法を公開しています。

「集中力を養う『鶴の恩返し勉強法』」「脳のゴールデンタイムを積極的に活用する」「少し難しい内容の本を読むことが、脳に快楽を与える」などです。

年齢に関係なく、脳と上手に付き合えば、飛躍的に成長できるのです。かなり前に知りたかったですが、今からでもこの知恵を活かしたいと思います。