『東京マラソン』

2/17(日)に開催された「東京マラソン」を沿道またはTVでご覧になられたでしょうか?

私はフルマラソンに参加しました。

当日は見事な晴天で、昨年の雨と大違いでした。

興奮して7時20分には会場に到着しましたが、事前にゼッケンを入手していたので特にやることもなく8時には荷物を預けてスタートラインに並びました。

皆さんとてもフレンドリーで、周りの見知らぬ人ともマラソン歴の話などもして待ち時間の1時間もあっという間でした。
そして、9時10分。石原都知事の合図でスタートです! ハート型の紙吹雪が舞いました!

気分は絶好調で新宿副都心を走り出すことができました。

すぐに新宿歌舞伎町ですが、いつもの歌舞伎町と違い、とても爽やかで六大学のブラスバンドが慶応大学の「若き血」を演奏するので、私も「陸の王者、慶応!」と叫びながら走りました。

市ヶ谷では防衛省ブラスバンドです。「有難う!、頑張ります!」と声を掛けながら手を振りました。

飯田橋近くでは高校のブラスバンドが「キューティーハニー」を演奏するので、「ハニー・フラッシュ」と叫ぶしかありませんでした。

皇居近くになると、いつもの練習コースであるためか今までの練習を思い出して感無量になりました。

東京タワーが近くなると、いつになくこれが壮大に見えたのです。心が純真になったのかもしれません。

沿道の人達も皆にさかんに声援を送ってくれるので、思わずハイタッチで返します。逆転ホームランを打ったヒーローの気分です!

品川をなんとか折り返して、銀座に向かうと気分はますます盛り上がってきました。

銀座近くになると、気分は最高潮になりました。和光、山野楽器、松坂屋、アップル・ストアですら不思議に美しく見えてくるのです。憧れの銀座通りを走っているときは本当に夢のようでした。

日本橋はなんと言っても三越本店です。歴史の風格を感じました。

水天宮はかつて祖父母が住んでいました。祖父母の思い出など、懐かしさでいっぱいになりました。

そして、浅草、雷門。折り返し地点で絶好の観戦ポイントだったこともあり、大勢の人たちの声援と地元の人達の太鼓で江戸っ子の元気をもらえました。

ところが、ここまでは調子はよかったのですが、さすがに30kmを超えると脚が動かなくなったのです。そうは言っても応援が凄いので、なんとか脚をだましだまし動かし続けました。

しかし、35kmの歌舞伎座を超えると応援は少なくなり、無理がたたって脚がばたっと動かなくなりました。「猫ひろし」にすらあっと言う間に抜かされてしまいました。

ここからは、順位やタイムはどうでもよくなり、自分の精神力との戦いになりました。「無理なら歩けよ。どうせこんなもんだよ。」という悪魔のささやきが200回以上も聞こえてくるのです。自分の目標は「絶対に歩かない。」だったので歯をくいしばって頑張り続けました。ここで負ける訳にはいかなかったのです。

それでも、なんとかなんとか、ゴール地点までたどり着くことができました。

ふらふらになりながらも、ラストスパート!
両手を掲げてゴールインしました! 

こんなに最高の一瞬は久し振りでした。
しかも、完走メダルを首にかけてくれたのでオリンピックのメダリストになった気分を味わうこともできました。そして、あまりの嬉しさにボランティアの人達と握手をして「有難う、皆さんのお陰です!」と感謝しまくりでした。

今回の経験は今から思えばとても貴重で大きな自信になりました。

本当に参加してよかったです。「マラソンは人生そのもの」とよく言われますが本当にそれを実感しました。

皆さんも是非、来年は参加してみてください! 本当に本当にお薦めです!

この場を借りて大会主催の東京都に感謝します。有難うございました。

東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書)

東京マラソン (ベースボール・マガジン社新書)

タイムもこの本を読んだお陰で本当に3時間台でした。感謝します。

3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから (光文社新書)

3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから (光文社新書)

瀬古さんの本にも感謝です。心で走ることを学びました。

「マラソンは病みつきになる」と言いますが本当にその通りです。年末のホノルルマラソンにも参加しそうな勢いです。

東京マラソン、有難う!