『脳を活かす勉強法』刊行記念

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

茂木健一郎さんの『脳を活かす勉強法』刊行記念講演会に行ってきました。
紀伊国屋ホールは満員で大盛況でした。

ひらめき脳 (新潮新書)

ひらめき脳 (新潮新書)

茂木さんは今までに50冊以上の本を刊行しており、その中で一番売れた本でも『ひらめき脳』の10万部だったのですが、『脳を活かす勉強法』は現時点で31万部を突破したとのことです。

この本は「人間としての成長」を脳科学の視点から書いており、茂木さんが子供の頃から、東京大学ケンブリッジ大学の留学など、ご自身が経験してきた勉強の学習プロセスを私たちに教示した一種のノウハウ本でもあるみたいです。

勉強法のポイントは「脳の強化学習」というもので、自分で与えたやや無理めの課題が解けたときに分泌される物質「ドーパミン」が直前の行動が強化するという脳の学習の仕組みを上手く利用することらしいです。

イチローも野球において、この「脳の強化学習」をやったとのことです。

現在の葛藤や目標についても語ってくれました。それは、「脳科学」において、もう国内だけではなく、英語圏で本気で勝負するということでした。日本から何も出てこないことに苛立ちを感じており、何とかしなければという気持ちで一杯らしいのです。格好いいですね。まるでメジャーリーグに行く直前の「野茂英雄」に重なって見えます!

講演後にはサイン会もあり、サインはなんとイラスト付きでした。鳥、目玉、脳など、たくさんのレパートリーがあるみたいです。

ちなみに、ブログや日記などで文章を書くことも脳の訓練によく、特に睡眠により情報が整理された翌朝が効率的で、ご自身も実践しているとのことでした。