『夢をかなえるゾウ』

この本は何だろうか?

「愛と笑いのファンタジー小説」であり、「世界で一番楽しい自己啓発本」です。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

夢をなくしたサラリーマンのもとに、関西弁の人間の身体と象の頭をもつインドの神様「ガネーシャ」が現れる。

このサラリーマンの成功したいというを想い聞き、神様「ガネーシャ」がこれを叶えようと毎日成功のための課題を出し続けます。彼は不器用ですがそれを何とかやり遂げていき、少しずつ成長していくという話です。

この二人の掛け合いに「愛と笑いありのファンタジー」があります。

ここで与えられる合計29個の課題は、著者が古今東西の名言集から選りすぐったもので、「靴をみがく」「会った人を笑わせる」「トイレ掃除をする」「その日頑張れた自分をほめる」「やらずに後悔していることを今日から始める」などがあります。

世界の偉人の話も出てきます。ニュートンくん、カーネギーくん、カーネルくん(カーネル・サンダース)、幸ちゃん(松下幸之助)、宗ちゃん(本田宗一郎)などです。

サラリーマンは、最初は「人の話を聞かない」「できない理由ばかり探す」という何とも情けない人間なのですが、実は、読者自身のことを想定しています。
感情移入しやすいストーリーを使って、実は読者自身に課題を問いかけているのです。

私も「一日何かをやめてみる」の課題に応えて、今日は「テレビを見ない」を実行してみました。

世界で一番楽しい自己啓発本です。