『大前流心理経済学 貯めるな使え!』

大前流心理経済学 貯めるな使え!

大前流心理経済学 貯めるな使え!

大前研一が2年半をかけて執筆した最新作です。
本の題名は、当初の講談社案では『貯めるな使え!』だったのですが、大前氏が強引に『心理経済学』に変更させたとのことです。

内容のレベルは「経済学」といって構えるものではなく、いつもの大前氏のビジネス書のレベルと変わりません。

世界中が繁栄する中で日本だけが取り残されて、それでも誰も動こうとしないのは、もはや日本固有の「不安な心理」が原因に他ならないと指摘します。

今こそ、「不安な心理」を取り除くのです。
・バブルの後遺症で資産が減るのが嫌なので「安定性重視」の投資(普通預金)で十分
・大きな金融資産を持ちながらも老後が不安
・年金、貯金、生命保険と三重の備えが常識

これからは、資産運用に真面目に取り組み、お金を使うのです。
・将来のライフプランやファイナンシャルプランを考えて投資をする。
・自分が人生を楽しむために、資産は死ぬまでに使い切る。

資産運用を勉強することで日本人の集団IQが高まり、都市の改造をはじめ日本という国家が21世紀にふさわしい姿に生まれ変わる。風光明媚な地方にはシニアタウンもできて、都市も地方も、そして、個人も豊かになると締めくくっています。

私も今日から資産運用の勉強を真面目に始めて、いろいろと実際に試してみるつもりです。