『宇宙の視点から見た空間と時間の捉えかた』
今日はアニリール・セルカンさんの講演会を聴いてきました。
アニリール・セルカンさんはドイツ生まれのトルコ人で、34歳の自称「未来を創造する」研究者です。すでにアメリカ名誉勲章やケンブリッジ大学物理賞を受賞した宇宙物理学者でもあり、さらにはトルコ人初のNASA宇宙飛行士候補でもあります。そして、現在は、東京大学で「インフラフリー」の研究をしています。
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スポーツもスキー選手としてトルコ代表となる腕前で、語学も英語、ドイツ語、トルコ後はもちろん日本語も完璧です。彼は宇宙居住施設研究の経験や成果を発展途上国地域や自然災害用の施設に適用した「インフラフリー」(エネルギー、水のエコシステム)を研究中です。また、和歌山県串市の親善大使でもあります。
講演会の中で未来研究者である彼から「3種の神器」に関する質問がありました。
「昔は鏡・勾玉・剣で、50年前はテレビ・冷蔵庫・洗濯機、現在はデジカメ・DVDレコーダー・薄型TV、では50年後は何だろう?」
会場からは「ロボット・空飛ぶ自動車・3次元TV」などの回答もありましたが、彼の回答は意外にも「エネルギー・水・食糧」でした。
これから人類が直面する大問題です。
未来科学者である彼ははこの問題を解決するために真剣に取り組んでいます。
凄い人です。ぜひ注目してみてください。
P.S. 今日の豆知識(北極星編)
北極星は「こぐま座のα星」と学校で習いました。永久にそうでしょうか?
時間の単位を1000年にすると北極星は変わるのです!地球に凹凸があるため、地軸の傾きにズレが生じる関係上、2000年(現在)は「北極星=ポラリス(こぐま座のα星)」ですが、7500年には「北極星=アルデラミン(ケフェウス座α星)」、13000年には「北極星=ヴェガ(こと座の織女星)」になるとのことです。ちなみに、紀元前2000年では「北極星=りゅう座のα星(トゥバン)」であり、エジプトのピラミッドに北向きに作られた空洞は、当初この星に向かっていたとのことです。