『瀬古利彦 世界をつかんだ男の"走りの哲学"』

今日は「新宿シティハーフマラソン」を走ってきました。

昨日のサッカー「日本代表VSチリ代表」の試合が開催された「国立霞ヶ丘競技場」がスタート&ゴール地点です。滅多にない機会なのでグランドの芝生にも軽く手でタッチしてきました。ふかふかの緑の濃い芝生でした。

コースは、神宮外苑周回→外苑東通り→新宿通り(御苑トンネル)→明治通り千駄ヶ谷駅前→外苑西通り→外苑周回コースで、新宿周辺の一般車道を走らせてもらえたので、プチ「東京マラソン」といった感じで大満足です。生まれて初めてトンネルの中も走りました。「御苑トンネル」は「新宿御苑」の地下にあり、四谷4丁目交差点と新宿4丁目交差点を結ぶ全長840mの大トンネルで、思った以上に照明は明るいと感じました。

さて、ハーフマラソンの結果ですが、天気にも恵まれたこともあり、自己新記録が出ました! 11月の「所沢ハーフマラソン」と比べるとなんと8分も短縮できました。ちょっぴり自分を褒めてあげたいくらいです。

レース終了後に、国立競技場を出ようとしていると、「ベースボール・マガジン社」の出店から「只今、瀬古選手の本を発売中!、今なら瀬古選手本人がサインをしてくれます!」という威勢のよい声が聞こえてきました。私は2か月前にこの本を購入していましたが、折角の機会と思い、同じ本をもう1冊購入して、瀬古選手本人からサインを頂きました。
幸運にも、サインをする間、瀬古選手と直接お話ができました!

「2か月前にこの本を読んだお陰で、ハーフの記録が8分も短くなりました。有難うございます。」
「えっ、それはすごいなー! 8分か!」「そうか、本当か!」(嬉しそうに)
「はい、この本を読んで根性が付きました!」
「そうか! 今度はフルマラソンだな!」(また、嬉しそうに)
「はい、今度の東京マラソンを走ります!」
「おっ、じゃあ、今度は1時間短縮だな!」(やや笑いながら)
「はい、頑張ります!」(握手をしながら)

私は、この瞬間、すっかり体育会系の学生になっていました。
瀬古さん、本当にいい人です!

でも、本当にこの本に感謝しています。本書には、瀬古さんの「走りの一生」と「百カ条の走りの哲学」が書かれています。

(百カ条の一部を抜粋)
・心の中に、火のように燃え尽きない情熱で、練習をしなければ強くなれない。泣く泣くやる練習はやっただけ・・・。
・マラソン練習とは、体と心の両面でバランスよく鍛えていくことである。
・一日一生のつもりで、泥くさい練習を継続する。
・先のことを考えすぎて、消極的にならない。今すべきことをしっかりとやる。
・マラソンでの成功に近道はない。
・走るということは、自分の意思のあるところに成り立つ。
・継続は力なり、されど惰性は継続の退歩なり。
・たくさんの人の支えがあって走ることができている。感謝の気持ちを忘れない。

「マラソン」は「人生」と同じですね。

また、サインには、こう書かれていました。

「心で走る 瀬古利彦

苦労して成功した人には、必ず、素晴らしい「人格」が宿っていますね。
今度の日曜日は「青梅マラソン(30km)」を心で走ってみることにします!