『真の問題解決者を目指して』

今日は斉藤顕一氏のセミナーを受講してきました。
斉藤氏はマッキンゼー東京支社の新卒第1号です。名前もなぜか、大前「研一」と同じ「顕一」です。現在は「問題解決」のプロとしてビジネス・ブレークスルー大学院大学の教授を務める傍ら、経営コンサルタントして第一線で活躍しています。

バリバリの関西人です。コンサルタントの中では一番おもしろいかもしれません。

問題解決には、自分の頭を使うクセをつけることが先ず大事で、仮説を立てる、情報を収集する、本質的な問題を発見する、解決策を考える、阻害要因を排除して成果を出す、という一気通貫でのプロセスが大事とのことです。

企業の中で問題解決力を磨く勘所は以下の9つとのことです。

1.顧客と上司の期待を超える。
2.大きなところ、重要なところからスタートする。細かいところには捕らわれない。
3.人の話を聞く、現場へ行く、自分で体験してみる。
4.なぜなぜといつまでも問いかける。
5.迷ったら会社の使命や目的に立ち戻る。
6.会社や部門の課題を思い続ける。
7.顧客と社内メンバーとのコミュニケーションの頻度と質を高める。
8.出来ないことの理由を考えるのではなく、どのようにすれば困難な目標を達成できるかを考える。
9.仕事はだらだらやるのではなく、会社の業績を向上させるために徹底的にコミットする。

こうして頑張り続けると、仕事をやってよかったと思えると同時に、成長した自分に気づくとのことです。

企業変革とは、楽したい気持ちや怠け心という「人間の業」との戦いであると結んでいました。

問題解決の実学

問題解決の実学

この『問題解決の実学』は斉藤氏本人が初めて出した本で、大前研一の写真が帯に大きく載っているお陰で売れたそうです。分かりやすく書かれていますので2時間程度で読めると思います。